ナカシマ歯科

【お子様でも大人でもできる矯正治療の種類や治療期間とは?】

箕面市小野原にある【ナカシマ歯科】です。
矯正歯科への相談内容として、どの治療法で治療をするのが良いのか?という内容がとても多いです。実際に、最近ではお子様だけでなく大人になってから矯正をするという方も増えてきています。しかし、見た目が気になるのでなるべく目立たないように治療を行いたい、治療期間の長さや費用が気になるという意見も多々あります。そこで今回は、子どもでも大人でも受けられる矯正治療はどのような治療方法があるのか?治療期間はどれくらいなのかについて解説していきます。

代表的な2つの治療法

歯の矯正治療にはいくつかの種類がありますが、今回はその中でも代表的なものを紹介させて頂きます。それぞれの特徴と治療期間など、違いを一つ一つ解説させて頂きます。

ワイヤー矯正の特徴

ワイヤー矯正とは、矯正歯科において最も一般的な矯正治療の一つです。この治療では、歯並びを整えるために、歯に固定された透明のブラケットと、ブラケットを結ぶ金属製のワイヤーを使用します。

ワイヤー矯正治療の最初のステップは、歯科医師が患者さんの歯の状態を評価し、治療計画を立てることです。次に、歯にブラケットを取り付けるために、まず歯をクリーニングし、そして特殊な接着剤を使ってブラケットを歯に固定します。ブラケットが歯に取り付けられたら、ワイヤーがブラケットに通され、歯の移動を促進するために調整されます。

ワイヤー矯正治療は、通常18ヶ月から36ヶ月程度の期間を要します。この期間中、歯科医師は患者さんの歯の状態を監視し、必要に応じてブラケットの位置を調整します。治療が終了した後は、保定装置を使用して歯の位置を安定させ、歯並びが維持されるようにします。

ワイヤー矯正治療は、歯並びを改善するだけでなく、咬み合わせや嚥下機能の改善、口腔衛生の向上、顎関節症の緩和など、様々な健康上のメリットがあります。しかし、治療中は、食事や歯磨きなどの生活習慣に制限が生じるため、患者様には定期的なクローニングの受診等協力的な姿勢が求められます。

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正は、矯正歯科において比較的新しい治療法の一つで、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯並びを整える方法です。この治療は、ワイヤー矯正と同じように歯並びを改善することができますが、外見が気になる人や、金属アレルギーがある人にとっては選択肢の一つとして注目されています。

マウスピース矯正治療の最初のステップは、歯科医師が患者さんの歯の状態を評価し、治療計画を立てることです。次に、特殊なソフトウェアを使って、患者さんの口の中の3Dモデルを作成します。このモデルをもとに、治療に使用するマウスピースが作成されます。

マウスピースは、透明なプラスチック製で、上下の歯列に合わせて作られます。治療期間中、患者さんは通常、7日~10日ごとに新しいマウスピースに交換します。マウスピースは、歯列の軽微な移動を促進するために、少しずつ形状が変化していきます。

マウスピース矯正治療は、通常6ヶ月から24ヶ月程度の期間を要します。治療が終了した後は、保定装置を使用して歯の位置を安定させ、歯並びが維持されるようにします。

マウスピース矯正治療は、ワイヤー矯正治療よりも生活上の制限が少なく、外見的な問題が少ないため、特に大人の方に人気があります。ただし、治療期間中は、マウスピースを装着することが必要であり、適切なケアをすることが重要です。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の治療期間について

上記でそれぞれの矯正治療の特徴について解説をさせて頂きました。続いては、治療期間について解説させて頂きます。

ワイヤー矯正の治療期間

ワイヤー矯正は、歯並びを改善するために、歯にブラケットを取り付け、ワイヤーを通して歯を引っ張って移動させる治療法です。治療期間は、症例によって異なりますが、通常1年から3年程度の期間を要します。

ワイヤー矯正治療の最初のステップは、歯科医師が患者さんの歯の状態を評価し、治療計画を立てることです。次に、歯にブラケットを取り付け、ワイヤーを通して歯を引っ張って移動させるための力を加えます。治療期間中、定期的に歯科医師の診察を受け、ワイヤーの調整やブラケットの交換が必要になる場合があります。

ワイヤー矯正の治療期間は、患者さんの症状によって異なります。矯正治療が必要な軽度の歯並びの場合、治療期間は1年から1年半程度で終了する場合があります。一方、重度の

歯並びの場合、治療期間は2年から3年程度になる場合があります。

治療期間中には、患者さん自身も積極的にケアを行うことが重要です。ブラケットやワイヤーに食べカスや歯垢が付着すると、歯の移動が妨げられることがあります。また、食事の際に硬い食べ物をかむと、ブラケットが外れたり、ワイヤーが折れたりすることがあります。そのため、治療期間中は、歯磨きをしっかり行い、硬い食べ物は避けるように心がける必要があります。

治療期間が終了した後は、保定装置を使用して歯の位置を安定させ、歯並びが維持されるようにします。保定装置は、マウスピースやワイヤーを使用する場合がありますが、保定装置を使用しない場合でも、定期的な歯科医師の診察が必要です。

マウスピース矯正の治療期間

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を移動させる治療法です。マウスピースは、患者さんの歯型に合わせて作られ、一定期間ごとに交換されます。治療期間は、症例によって異なりますが、通常6ヶ月から18ヶ月程度の期間を要します。

マウスピース矯正の治療期間は、症例によって異なりますが、通常6ヶ月から18ヶ月程度とされています。症状が軽度の場合は、治療期間が短くてすむ場合があります。一方、症状が重度の場合は、治療期間が長くなる場合があります。

治療期間中には、マウスピースを毎日着用することが必要です。通常は、マウスピースを1日に20~22時間以上着用する必要があります。マウスピースを着用していない時間が長いと、歯の移動が遅れる可能性があります。また、マウスピースを交換する期間も重要です。通常は、マウスピースを1週間から2週間ごとに交換することが推奨されています。

治療期間中には、歯科医師の定期的な診察が必要です。歯の移動の進捗状況を確認し、必要に応じてマウスピースの調整を行います。また、マウスピースの交換や新しいマウスピースの作成が必要な場合もあります。

治療期間が終了した後は、保定装置を使用して歯の位置を安定させ、歯並びが維持されるようにします。保定装置は、マウスピースやワイヤーを使用する場合がありますが、保定装置を使用しない場合でも、定期的な歯科医師の診察が必要です。

まとめ

以上、子どもでも大人でもできる矯正治療の特徴と、その治療期間について解説させて頂きました。矯正治療は治療が完全に終わるまでに時間がかかりますので、根気のいる治療となっています。それぞれの治療法には特徴がありますので、自分に合った最適な治療方法を選択して頂き、矯正期間を快適に過ごせるようにしましょう。

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