Preortho Invisalign First プレオルソ・インビザラインファースト
お子様の健やかな成長と美しい笑顔をサポートする小児マウスピース矯正。
歯並びの問題は見た目だけでなく、お子様の発育や健康にも影響を与える重要な要素です。当院では最新の小児向けマウスピース矯正システムを採用し、お子様にやさしく効果的な歯並び改善を提供しています。
当院で採用している小児向けマウスピース矯正

当院では、お子様の成長段階や歯並びの状態に合わせて、最適な小児向けマウスピース矯正システムを提供しています。主に「インビザラインファースト」と「プレオルソ」という2つの装置を採用し、お子様一人ひとりに合った矯正治療を行っています。
これらのマウスピース型矯正装置は、従来のワイヤー矯正とは異なり、透明で取り外し可能な特徴を持っています。
お子様の日常生活への影響を最小限に抑えながら、効果的に歯並びを改善することができるのが大きな魅力です。特に成長期のお子様の場合、顎の発育をサポートしながら歯並びを整えることができるため、将来的な矯正治療の負担を軽減できる可能性があります。
当院の矯正治療では、お子様の負担を減らしながらも効果的な治療を提供するため、3Dスキャナーを使用した精密な診断と治療計画を行っています。
従来の粘土状の型取り材ではなく、光学スキャンによる型取りを採用することで、お子様の負担を軽減しながら正確なデータを取得しています。
インビザラインファーストとは

インビザラインファーストは、乳歯と永久歯が混在する時期(混合歯列期)のお子様向けに開発された、透明なマウスピース型矯正装置です。一般的に6〜10歳くらいのお子様を対象としており、第一大臼歯(6歳臼歯)が生えていて、前歯が2/3以上萌出していることが適応条件となります。
この装置は、世界的に有名なインビザライン社が開発した小児向けの矯正システムで、2018年に日本で導入されました。従来のインビザラインシステムの技術が進化し、乳歯と永久歯が混在する成長期のお子様でも使用できるようになったのです。
インビザラインファーストの最大の特徴は、顎を広げながら同時に個々の歯を細かく動かせることです。これにより、従来の小児矯正では別々に行っていた「顎の拡大」と「歯並びの調整」を同時に行うことができるようになりました。
治療計画は3Dシミュレーションで事前に作成され、お子様一人ひとりに合わせたカスタムメイドのマウスピースが製作されます。
インビザラインファーストのメリット
目立ちにくく取り外し可能
インビザラインファーストは透明に近く非常に目立ちにくいため、「矯正装置を付けていることを友達に知られたくない」というお子様の心理的な負担を軽減できます。また、取り外しが可能なので、食事や歯磨きの際には外すことができ、お口の衛生状態を維持しやすいのが特徴です。これにより、矯正治療中の虫歯リスクを低減できます。
取り外し可能であることは食事の制限がないことも意味します。固定式の矯正装置では避けなければならない食べ物がありますが、マウスピース型であれば好きな食べ物を制限なく楽しむことができます。ただし、マウスピースを装着する前には歯磨きが必要です。
痛みが少なく快適
インビザラインファーストは、歯に対して少しずつ優しく力をかけて動かしていくため、従来の矯正装置と比べて痛みが少ないのが特徴です。これにより、お子様も矯正治療に対する抵抗感が少なく、快適に治療を続けることができます。
治療期間の短縮
インビザラインファーストでは、顎の拡大と歯並びの調整を同時進行で行うことができるため、従来の小児矯正よりも治療期間を短縮できる可能性があります。通常、小児矯正は「第1期治療」と「第2期治療」に分かれますが、インビザラインファーストでは第1期治療の段階で効率的に歯列を改善できるため、治療全体の負担軽減につながります。
将来の矯正負担の軽減
成長期に適切な矯正治療を行うことで、永久歯のための十分なスペースを確保できるため、将来的に抜歯矯正を避けられる可能性が高まります。インビザラインファーストは「遠心移動」という歯の動きも可能にするため、より効果的に永久歯のスペースを確保できます。
インビザラインファーストのデメリット
装着時間の厳守が必要
インビザラインファーストは1日20時間以上の装着が必要とされています。この装着時間を守れないと、予定通りに歯が動かず、治療期間が延びたり、効果が十分に得られなかったりする可能性があります。特にお子様の場合、自己管理が難しいため、保護者の方の協力が欠かせません。
費用面での負担
インビザラインファーストは、カスタムメイドのマウスピース矯正装置のため、既製品の矯正装置と比べると費用が高くなる傾向があります。また、装置の製作には3Dスキャンなどの特殊な機器を使用するため、初期費用もかかります。ただし、第1期治療と第2期治療を効率的に行えることで、トータルでの治療費を抑えられる可能性もあります。
適応症例が限られる
インビザラインファーストが適用できるのは、特定の歯の生え具合や状態のお子様に限られます。一般的には第一大臼歯が生えていて、前歯が2/3以上萌出している必要があります。また、重度の咬み合わせの問題や、骨格的な不正がある場合には、他の矯正装置との併用や、異なる治療法が必要になることがあります。
第2期治療が必要な場合も
インビザラインファーストは第1期治療において効果的ですが、全ての永久歯が生えそろった後に第2期治療が必要になるケースも少なくありません。特に複雑な歯列不正の場合、インビザラインファーストだけでは完全に解決できないことがあります。そのため、第1期治療が終了しても、将来的に追加の矯正治療が必要になる可能性があることを理解しておく必要があります。
プレオルソとは
プレオルソは4〜8歳頃のお子様を対象とした、取り外し可能なマウスピース型矯正装置です。従来の矯正装置と大きく異なる点は、歯に直接力をかけて動かすのではなく、お口周りの筋肉や舌の機能を改善することで、間接的に歯並びを整えていく点です。
プレオルソは現役の矯正専門歯科医師により開発された装置で、柔らかいポリウレタン素材でできています。この素材は痛みが少なく、お子様も嫌がらずに装着することができます。また、熱を加えることで形を調整できるため、お子様のお口に合わせやすいのも特徴です。
プレオルソの使用時間は、起きている間に1時間程度と寝ている間のみなので、日中は学校や幼稚園で装着する必要がなく、見た目を気にせず過ごすことができます。
プレオルソのメリット

お口周りの筋肉機能の改善
プレオルソは単に歯並びを整えるだけでなく、歯並びが悪くなる根本的な原因である口周りの筋肉のバランスの崩れを整えることを目的としています。筋肉機能が正常化することで、歯並びの改善だけでなく、「お口ポカン」の改善や口呼吸から鼻呼吸への変化も促します。
口呼吸は歯並びの悪化や顎の発育不全を招くリスクがあるため、早期に鼻呼吸へと改善することは、お子様の健全な成長において非常に重要です。プレオルソは装着するだけで自然と舌が持ち上がる構造になっているため、正しい舌の位置を促し、機能改善効果が期待できます。
取り外し可能で衛生的
プレオルソは取り外し可能なため、食事や歯磨きの際には外すことができます。これにより、矯正治療中の虫歯リスクを低減し、お口の衛生状態を維持しやすくなります。
痛みが少なく装着しやすい
プレオルソはやわらかいポリウレタン素材でできているため、装着時の痛みがほとんどありません。これにより、お子様も嫌がらずに使用することができます。また、使用時間も起きている間の1時間と寝ている間のみなので、負担が少なく継続しやすいのが特徴です。
費用が比較的抑えられる
プレオルソは既製品のマウスピースを使用するため、カスタムメイドの矯正装置と比べて費用を抑えることができます。また、通院頻度も少なくて済むため、保護者の方の負担も軽減されます。
プレオルソのデメリット
継続的な装着が必要
プレオルソは取り外しが可能であるため、効果を得るためにはインビザラインファーストと同様に決められた時間(起きている間の1時間と寝ている間)しっかりと装着する必要があります。お子様だけでの管理は難しい場合もあるため、保護者の方の協力が重要になります。
歯の細かい移動には限界がある
プレオルソは主にお口周りの筋肉機能の改善を目的としているため、個々の歯を細かく動かすことには限界があります。歯列の大きな不正や重度の咬み合わせの問題には、他の矯正装置との併用や、後に本格的な矯正治療が必要になる場合があります。
適応症例が限られる
プレオルソが効果的なのは主にお口周りの筋肉の機能異常による歯列不正の場合です。骨格的な問題がある場合や、重度の歯列不正には効果が限られることがあります。また、10歳を超えると効果が得られにくくなる場合もあります。
装置の定期的な交換が必要
プレオルソのマウスピースは、使用していくうちに素材が劣化するため、通常1年程度で交換が必要になります。また、継続して使用する場合には追加費用が発生します。
マウスピース矯正の治療の流れ

1. カウンセリング
まずはお子様の歯並びやお口の状態を確認し、マウスピース矯正が適しているかどうかを診断します。保護者の方のご要望や不安点についてもしっかりとお聞きします。
2.精密検査と診断
3Dスキャナーやレントゲン、お顔や口の中の写真撮影など、精密な検査を行います。これらのデータをもとに、最適な治療計画を立てていきます。
3.治療計画の説明
インビザラインファーストの場合は、3Dシミュレーションを用いて治療後の歯並びをご覧いただけます。治療の流れや期間、費用についても詳しくご説明します。
4.マウスピースの作製・装着
お子様のお口の状態に合わせたマウスピースを作製します。装着方法や取り扱い方、注意点などについて丁寧に説明します。
5.定期的な通院とマウスピースの交換
インビザラインファーストの場合は1週間から2週間ごとにマウスピースを交換し、徐々に歯を理想的な位置へと移動させていきます。通院は1〜2ヶ月に1回程度で、治療の進行状況を確認します。プレオルソの場合は1〜2ヶ月ごとの通院で、お口周りの筋肉機能の改善状況を確認します。
6.治療完了・保定期間
目標とする歯並びが達成されたら、治療は完了です。その後は後戻りを防ぐために保定装置を使用することもあります。また、必要に応じて第2期治療へと移行することもあります。
当院では、お子様が無理なく楽しく矯正治療を続けられるよう、一人ひとりに合ったサポート体制を整えています。お子様の歯並びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。早期の対応が、お子様の健やかな成長と美しい笑顔につながります。
ナカシマ歯科
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